カテゴリ:ミステリー( 5 )
屋根裏の散歩者
江戸川乱歩原作を実相寺昭雄が映画化。原作は短編なので一読をすすめる。あれだけ短い話を77分に引き伸ばしたのはさすが。

六平直政・寺田ミノルといった実相寺作品の常連が登場、また明智小五郎を演じるのは嶋田久作である。嶋田版明智はやっぱりスマートさがなく、どことなく粘着質なイメージ。

作品自体はほぼピンク映画といっていいほどベッドシーンばかりである。ウィキで調べたところ、昔実相寺はアダルトビデオの監督をやったことがあるらしい。ウルトラマンからピンク映画まで幅広く撮れるのが実相寺の魅力でもある。

実相寺演出といえば昭和臭のする画面をまず思い浮かべていたのだが、この作品を見ると照明に力を入れていることが改めてわかる。光と闇の織り成す世界こそ、晩年の実相寺作品の真骨頂である。


写真は淡い光の中、屋根裏から覗かれているとは知らずにバイオリンをひいているシーン
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by chuoeiken | 2008-01-30 02:32 | ミステリー
ソウ
b0040244_1614211.jpg いつの間にか年が明けてしまいました。年越しは「シベリア超特急」と「デビルマン」を借りて自分をゼロにしてから新しいスタートを切ろうと画策していたのですが、どうも同じことを考える猛者が他にもいたようで、見事に2本とも見つけることが出来ず、出鼻をくじかれたまま今年に入ってから観た映画の本数が2桁に達していないという状況に陥っています。
 自分から映画を取ったら抜け殻しか残らないと思っていたのに案外どうにかなってしまっているのでまあいいか、というのはたぶん冗談ですが、さすがに一月空けるようなマネはもうたくさんなので、とりあえず僕が新年一発目に観た映画について話します。

ネタバレはないはずです
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by chuoeiken | 2006-02-25 16:52 | ミステリー
飢餓海峡(監督内田吐夢、1965年)
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 圧倒される。昭和22年、台風のため嵐となった海で青函連絡船沈没の惨事が起きた。嵐の海は船客532名の生命を奪った。また、少し離れたところで大火事が起きていた。どちらも、本当にあったことである。それらの出来事を結びつけた水上勉の小説が原作だ。16ミリで撮られブロードアップされた映像は、荒くしかし異様な「凄み」を伝えてくるのである。
 何より三國連太郎の凄さが、この映画に圧倒的な説得力を与えている。打ち上げられた死体は乗船名簿より2人多かった。そこから、刑事の追跡、主人公の逃避行などが10年間に渡って描かれていくのである。三國の演技は、戦後まもなくでなかなか食えない状況にある貧困を伝えてくる。本当に痩せこけていて、目の前でおにぎりを食べている人を本当にうらやましそうに見るのである。その三國演ずる、犬飼という人物の「飢餓」がこの映画のキーワードだ。三國は登場のシーンから、その「飢餓」を感じさせてくる。しかしこの映画は、貧乏という「飢餓」だけを描いているのではない。人間の心の飢餓を描こうとしているのである。それは、生きるためなら何でもしようとする人間の心だ。人の「真実」を信用できない人間とは何なのか、そもそも「真実」とは何処にあるのか、ということを真剣に考えさせてくるのである。
 『飢餓海峡』は、内田吐夢が70歳を目前に撮った作品だ。それとは思えないこの映画の圧倒的な迫力が、人間誰もが持っている「飢餓」に観客を突き落とすのである。
                      三橋慶太
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by chuoeiken | 2005-12-21 18:38 | ミステリー
ミスティック・リバー
b0040244_0222496.jpg ティム・ロビンスをティム・ロビンスだと初めて意識して観た映画が「CODE46」の絶倫オヤジ役だったので、「宇宙戦争」やこの映画での汚れたオヤジ役が、僕にはとても新鮮に見える。彼の役の変身ぶりは、ジョニー・デップと並んでなかなか目を見張るものがあると思うのですが。

 それはともかく。予想していたものと反して、非常に精神的に難しい映画だった。ストーリー以外のところで観客に何かを訴えかけようとする、どこか邦画のような趣を感じた。
 そういう映画だから、見当違いのところも多々あるだろうが、僕は色々と感じるところの多い作品だった。しかしこの作品、僕は非常に気に入ったが、見た目以上に間口の狭い映画のような気がする。「今この時代だからこそ」映える映画であるという印象が強かった。

大出血ネタバレ
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by chuoeiken | 2005-10-26 02:58 | ミステリー
マシニスト
b0040244_23583216.jpg 面白い材料がいろいろあったのにうまくストーリーに生かしきれてない印象を受けました。消化不良。ミステリー仕立てだけど、謎解きをするタイプの映画ではないです。頭を真っ白にして、変に勘ぐらずに観たほうがきっと楽しめます。人間は一週間も寝ないと脳がしぼんでたいてい死ぬらしいです。一年間寝てないというコピーが一番ミステリーですね。
 目のクマと骨にばっかり目が行ってしまうクリスチャン・ベイル。彼のほかの作品を観ると、どれだけこの作品で体を絞った(消耗した?)のかよくわかると思います。
                          鈴木

ネタバレしてるかもしれません
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by chuoeiken | 2005-03-08 01:03 | ミステリー



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