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ルールズ・オブ・アトラクション
b0040244_20563298.jpg 僕の周りでは不評だったようですが、僕はえらく気に入った作品です。大学に入りたてでいわゆる五月病のようになっていたときにこの映画に出会い、非常に助けられました。
 よく「ダサかっこいい」映画ってありますが、この映画はひたすら「ダサダサ」系です。役者が演技を超えた演技をしてて、みんなそろってダメダメで、いとおしくなる。ストーリーというストーリーがなく、映画というよりは本当に大学生の日常のひとコマを捉えただけという感じもまたいいです。みんなダメダメなのに、やたら周りの風景が美しく写っていて、それがまたなんとも言えない物悲しさをかもし出しています。
 これは僕としては他人に勧めたい映画です。特に、何か新しいことを始めて周りになじめないでいる人に勧めたい。ぜひこの映画を観てください。ただしこの映画は観客を助けようとしないし、むしろ何もしてくれません。だからこそ、観てて安心できるのです。

全然映画の話じゃないです
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by chuoeiken | 2005-09-29 21:45 | 青春映画
片腕カンフー 対 空とぶギロチン
b0040244_2125668.jpg たいとるで「とぶ」がひらがなになっているのがかなりおきにいりです。しかし、かたゆでカンフー…ハードボイルドなカンフーってことですねって違います。

ネタバレありません
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by chuoeiken | 2005-09-25 21:59 | アクション
ブレインデッド
b0040244_028925.jpg 「この先この映画を誰も超えられない、スプラッター映画の最終形態」とよく称されるこの映画がスプラッターもの初体験の僕は、早くもこの先スプラッターものを観る楽しみを失ってしまいました。
 で、僕がこの映画を観てすごく感じたのは、監督の異常なまでのゾンビに対する愛です。どんな人間もゾンビになってしまえば平等です。彼らを隔てる壁は存在しないから、初対面でセックスするなんて当たり前。僕はこのセックスシーンに、とても純粋な愛に対する美学を見ました。ゾンビたちが芝刈り機と戯れるさまも実に美しいです。彼らは相手が機械であっても果敢に自分たちの仲間にしようと触れ合いますが、芝刈り機はにべもなく彼らを肉片にしてしまう。それがとても悲しい。僕らは、ゾンビたちの純粋な仲間意識から学ぶものがあるのではないでしょうか。僕もゾンビになりたい。ゲゲゲのゲ、ゾンビは死なない、差別も何にもない。
 監督は、それらの美学を表現せんがために、この映画で血のりを25mプール一杯分使ったと言います。ゾンビに対する監督の愛は、こうした数字にもことに表れています。究極のゾンビ映画を作ってしまったピーター・ジャクソン監督が、のちにあの「指輪物語」を完成させてしまった事実は誰が見ても驚くでしょう。しかし、「指輪物語」は種族の違いを超えた仲間たちの結束を描いた物語。そして「ブレインデッド」はゾンビたちの分け隔てない愛情を描いた物語。その精神は「指輪物語」にも脈々と受け継がれ、かくしてピーター・ジャクソンは、なるべくして「ロード・オブ・ザ・リング」の大監督となったのです。

 とか何とか色々書きましたが、いつもながら激しくデタラメですごめんなさい。どうやら僕の脳ミソがゾンビ化してしまったようです。どんな考えが当たっているにせよ、ゴタク抜きに観るのが一番。とりあえず、神父様と芝刈り機だけでもこの映画を観る価値はあります。まさにブレインも吹っ飛ぶ面白さ。ぜひ!
                            鈴木
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by chuoeiken | 2005-09-19 01:21 | ホラー
ボーイズ・ドント・クライ
b0040244_23535551.jpg 「あなたが男性だとして、ある朝、目がさめたら、心はそのままで、体だけ女性になったらどう思いますか。
性同一性障害の苦しみとはそういうものです。」

 僕はこの映画を観る前も、観た後も「性同一性障害」という病気のことがよくわからなかったので、こちらのサイトから上の文を抜粋してみました。要するに、この病気を題材にした映画にもかかわらず、映画の中でほとんどこの病気について語られることがなかったわけですが、おそらく、障害を持った主人公を人間として平等に扱うためのはからいなのでしょう。だから、僕の生半可な知識を振り回すのもどうかと思うので、この病気の知識に関しては僕が興味を持った上の文だけにとどまらせていただきます。

タイトルについて
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by chuoeiken | 2005-09-17 00:37 | ヒューマンドラマ
ダンサー・イン・ザ・ダーク
b0040244_18125456.jpg ビデオ屋で観たいものが決まらないときほど苦しいことはありません。特に今の自分の心境がわからないときなど、今自分はどういう映画を求めているのかわからなくなります。今俺は一体どういう気分なのだろう、そもそも俺は一体誰なんだろう、いやそもそも人間とはとか悩みだし、もはやビデオどころじゃなくなり、800度の高熱を出し寝込んでしまい、一週間に一度の半額デーを逃して一週間を棒に振ることが往々にしてあります。でも、僕の経験では、曖昧な気分のときは観ないほうがまだマシということが多かった気がします。無理に選ぶより、直感に任せたほうが結果的によかったりするのです。
 それはさておいて、僕は、この映画に対する評価をかなり多く聞いてきました。たとえば、「気持ち悪くなった」「変な涙が出た」「正月早々観るもんじゃない」「液漏れした電池のよう」等々の聞くだにすばらしい皆さんの声を耳にし、僕は、この映画についてはとっておきの時に観ようと決めていました。絶対、曖昧な気分の時には観ないようにしようと。精神的にちょっとヤバくなってた時だったんでしょう、考えるより前に手がこの映画に伸びていました。人間は心理的に同じ境遇にあるものを求めてしまうのだな、としみじみ思いました。このとき僕は、完全に直感任せでした。とにかく僕は、この映画にドン底まで叩き落されるのを望んでいたのです。

ネタバレあります
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by chuoeiken | 2005-09-15 18:23 | ヒューマンドラマ
スターシップ・トゥルーパーズ
b0040244_232346100.jpg 学校のみならず、ブログも盛大に夏休みをとってしまいました。そのこととこの作品を観たこととは何の関係もありませんが。はい、まったくいつものことです。
 休み明け早々こんな映画の紹介であります。まぁそれにしても、見た目にも精神的にも気持ちの悪い映画でした。僕はポール・バーホーベンって人が大の苦手なんです。この人の映画はいつも心底狂っているから、観てて気持ち悪いというか、怖くなってくるんです。この映画には、「市民」と「一般民」とに人々を分類するという狂気の沙汰としか思えないような設定があるんですが、それというのが単に兵役を終えているかいないかの違いだけというのです。もしも人としての権利を得るための手段が「参戦すること」だけという世界になってしまったら、人はいつまで正気を保っていられるのでしょう。こういうそこはかとなくイヤ~な情景を臭わせてくれる設定が実にバーホーベン的であり、僕がこの人を好まないゆえんでもあるのです。
 戦争を経験したことのない人たちが心から戦争を理解するのは、とても難しいことだと思います。きっと想像をはるかに超えた世界なんだろうから。物理的に破壊された世界は想像できたとしても、人の心が死んでしまう世界というのは平和な今では知りようがないでしょう。戦争は正気で出来るものではないですから。この映画も例外ではなく狂っているわけですが、あろうことか僕は、ばたばた虫たちをなぎ倒していく戦士たちの姿に興奮を覚えていたのです。何かが僕の中で麻痺してしまった。彼らが正気を失っているなどと思いもせずに、僕は果敢にも「参戦」していたのです。
 食事中の方にはちょっと不快な話ですが、僕がこの前歩いていたら道端でゴキブリのような虫が腹から内臓出して仰向けでじたばたしていたんですね。それがとても苦しそうで見てられないから、楽にしてあげたくて一息にぷちっと踏んだわけです。こう言うと何だかきれいごとのように見えるのですが、あんな一寸の虫相手に、僕の中に何だか妙な気分が残ったのでした。だけどこういう気分になれるということは、自分の心の平穏や世界の平和が保たれているからで、いくら虫と人間の対決であっても、お互いに憐れみとか正気を失ったらもうそれまでなんだな、としみじみ感じたのでした。戦争のことは僕も本当には理解していないし、出来ないのかもしれませんが、この映画を観る限りでは、戦争はイヤです、本当に。あわよくば、こんな大量虐殺ムシキング映画を家で無責任に笑い飛ばしながら観ていられる平和がいつまでも続いたらいいな、なんて思ったり。ああ。
 
                            鈴木
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by chuoeiken | 2005-09-13 23:38 | SF
リンダリンダリンダ
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監督/山下淳弘 出演/ペ・ドゥナ 前田亜季 香椎由宇 関根史織 ほか 
配給/ビターズエンド(05/日本/114min)

『世界中で定められた どんな記念日なんかより あなたが生きている今日は どんなに意味があるだろう』
 ブルーハーツの名曲『TRAIN‐TRAIN』の中の言葉だ。この曲自体は映画の中で登場しないのだが、どんな作品?と聞かれたらコレを言うのが一番ではないかと思う。
 見どころは韓国からの留学生・ソンと他のメンバーがバンド活動を通して「知り合い」から「仲間」に変わっていく過程。
文化祭を控えた校舎のなか、「日韓交流」と書かれた看板の下に座らされていたソン。その時点で彼女は客体化され、柔らかく疎外されていたように思える。厳しい現実、が確かにそこにはあったのに気が付いたら友達との笑い声や、廊下の空気の中に埋もれてしまっている。葛藤と微笑が積み重なっていくうちにそれは思い出になっているのかも知れない。
 物語では彼女たちの過ごした時間が「リンダリンダ」に乗って一気に昇華する。それは何かの記念日ではなく今日、生きている時間そのものだ。だから結末がない。最後に演奏した曲が「終わらない歌」だったのも、う~ん納得。(小笠原)
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by chuoeiken | 2005-09-06 03:05 | 青春映画



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