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ジョン・ウィック
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前回の記事からだいぶ日が空いたけど、その間にAmazonプライムビデオというとても便利なサービスが始まって、その文明の発達にあやかった初めての映画鑑賞です。
『ジョン・ウィック』
他にもいろいろ見たいなと思ってた映画はあるけど、なぜこれを選んだか。ざっくばらんに言うと選べる中で一番面白そうだったから。元映画研究会の名折れと言われても仕方のない消極ぶりですが。
入り口はそんな感じでしたが、面白かったです。
とにかく、キアヌ・リーブス演じるジョン・ウィックって殺し屋がメチャクチャ強くて、引退したあとも伝説的扱いなんですね。
裏社会に精通していて、ジョンよりも数倍人殺してそうなヤバそうな奴とかもジョンを見ただけでどうぞどうぞお噂はかねがねと平身低頭になっちゃう、そこはなんとも快感なポイントです。顔パスって憧れるじゃないですか。あの感覚を味わえるわけです。
ただ、これはある意味ネタバレになっちゃうのかな…ジョン、意外とボコボコとヤラれます。
導入のところで、お前あのジョンを怒らせたのか?あのジョンを?それがどんな意味かわかるか?とひたすらジョンのヤバい伝説でめちゃくちゃ煽って、僕も生唾飲み込む音聞こえるくらい見入って、ほんとツカミとしてバッチリだったので、なんつうかそこはもっと期待に応えて無敵で俺TUEEEEE感を味わわせてくれてもよかった気がするんですが、ジョン結構ピンチに陥ります。
とはいえアクションは爽快で、悪い奴らをギッタンギッタンにするカタルシスは十分得られるので、オススメしたいです。ただ、ハチ公の映画とかで泣いちゃうイヌ大好きな方はちょっと気をつけたほうがいいかもです。

# by chuoeiken | 2020-07-03 23:14 | アクション
 
ここ、まだ読んでる人いるのかな。僕もスパムの大掃除をしに半年に1度くらいの割合で思い出したように見てたけど、今じゃスパムですら寄りつかなくなっているようだ。
申し遅れました。私、鈴木と申します。数年前までこのブログで記事を書いてました。そもそもここは、私が在籍していた大学の映画サークルが管理している映画感想ブログであって、私の所有物ではありません。
なぜ今ごろになって我が物顔でここに記事を書いているのかというと──なんのことはなく、ただの気まぐれです。ほんとに。ガチで。それ以上でもそれ以下でもありません。
それにしてもよく、何年も更新されてなくて死んでるホームページっていっぱいあるじゃないですか。ああいうの見ると、いつも不思議になるんですよね。そのページを持ってる人は、その存在を忘れちゃってるのかな?って。なんかちょっとくらい、何でもいいから書こうとか思わないのかなって。最近何食べた最近こんなゲームした──それだけで立派な記事になるっていうのに。記事も書けないほど忙しいって、よっぽどですよ。ネット環境のない海外や無人島に異動したとか冷凍睡眠してるとかでもない限り、記事書くくらいの暇はあるでしょうよ。
ドモドモ、今数十名の「お前が言うな」をいただきました。そうなんですよ。今このページもそんな状況に近かったんですよ。この散々埃が積もり積もったこのページに今、更新という新鮮な空気を注いだ時いったい何が起こるのか。そう、なぜかいまだにこのページのパスワードを覚えていた私にこそ、それを試す権利があったというわけです。
私もこのブログを忘れてたというわけじゃないんです。記事を書けないほど忙しかったわけでもないです。ただ、ざっくばらんに言って、今の私に記事を書く意味がこれっぽちもない。それだけなんです。
まず、私はすでに大学生ではなくなった。社会人5年生です。そんな奴がいきなりここで映画の感想なんて書いたらどうなります。具体的にどうなるか挙げるのは面倒だけど、一言ジャマでしょう。
そして驚くことに、私は結婚しました。まあ、聞く人が聞いたら驚くと思いますけど、ほとんどの方には、同僚の朝ごはんくらいどうでもいい内容ですよね、会話にする人います?お前今朝何食ってきたのって。いたらごめんなさいね。
結婚すると、人は変わります。少なくとも私はそうでした。私も大学時代は年に100本を超す映画を見てましたが、今は見る影もなく、年に2~3本も映画館に行けば多いほうです。いや、それは僕は全く悪いことだと思ってません。うちの奥さんはあまり映画を見る人じゃなくて──嫌いではないみたいですが──自然と映画にあまり触れない生活になじんでいます。
最後に記事を書いてから6年余り…人は多かれ少なかれ変化せずには過ごせないことを、この時の止まったブログの中で強く実感します。
だが私も、映画への情熱が冷めたわけではありません。今でも、テレビで映画がうつっていると自然とそちらに目が行ってしまいます。そんな私が、本当に久々に楽しみな映画がもうじき公開されそうなのです。それは『アベンジャーズ』。
このブログも私ぐらいしか見る人もいないでしょう。なので久々に映画の感想を書いてみようかなと思うのです。
# by chuoeiken | 2012-07-23 23:38
昼顔
不感症に苛まれ、夫との行為に及べない美女・セヴリーヌは、その肌の下には滾る肉欲を潜めている。貞淑という表情に化粧をのせながら、夫と違うベッドで眠る度、男たちに乱暴にいたぶられるのを夢想する彼女は娼館を訪れる……。

婉曲的な官能表現に彩られ、潔く且つやわらかい場面転換で紡がれるこの作品には、悪意にも似た魅力が満ちている。
というのは、作中でセヴリーヌが見る夢――もうコメディの域かというほど物語の筋から乖離したシチュエーションやボキャブラリーで彼女が嗜虐されるのだが、カメラが夢へとシフトする方法が、通常の場面転換と全く変わらないのだ。「アレ、これは夢だよね?」と確信する頃には現実へとカメラが向いている。そのトリックは序盤からエンド・シーンにまで貫かれる。この手法が持つ演出力というのは甚大だ。
物語というのは受け取り手に対して親切である必要があるが、過剰な親切は受け取り手の解釈の余地をなくしてしまったり、話の筋を堕落させたりする。現実世界と夢想世界の境界線の不在は、シンプルに観ればもちろん不親切なもの。だが作り手がそれを親切な形にまで昇華して、「親切な不親切」を作り出したとき、受け取り手は自分の個性にあかせた解釈を許される。

人間がセックスに対して抱く憧憬をシチュエーション・コメディに擬態させるかのように描ききった傑作。虚脱するしかない。一年ぐらいしたらもう一回観たい。それを一生続けたい、という映画。昼顔_b0040244_14492740.jpg
# by chuoeiken | 2008-01-31 14:49 | ヒューマンドラマ
屋根裏の散歩者
江戸川乱歩原作を実相寺昭雄が映画化。原作は短編なので一読をすすめる。あれだけ短い話を77分に引き伸ばしたのはさすが。

六平直政・寺田ミノルといった実相寺作品の常連が登場、また明智小五郎を演じるのは嶋田久作である。嶋田版明智はやっぱりスマートさがなく、どことなく粘着質なイメージ。

作品自体はほぼピンク映画といっていいほどベッドシーンばかりである。ウィキで調べたところ、昔実相寺はアダルトビデオの監督をやったことがあるらしい。ウルトラマンからピンク映画まで幅広く撮れるのが実相寺の魅力でもある。

実相寺演出といえば昭和臭のする画面をまず思い浮かべていたのだが、この作品を見ると照明に力を入れていることが改めてわかる。光と闇の織り成す世界こそ、晩年の実相寺作品の真骨頂である。


写真は淡い光の中、屋根裏から覗かれているとは知らずにバイオリンをひいているシーン
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# by chuoeiken | 2008-01-30 02:32 | ミステリー
大日本人
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僕は松本人志のセンスや、才覚は高く評価しています。「松本だから」というイメージもありますが、彼は「スベリ知らず」と自称し、周囲もそれを認めています。正確に言うと、彼のギャグは全くスベらない訳ではない。ただ、彼はスベッたこと自体を笑いに変えることが出来る。それは、実はとても異常なことだと思います。
ただ、それが易々と映画に活かせるものではない、と思っていたのですが……

画像は本編と関係あると言えばあるとも言えるんでしょうが、どうなんでしょう。どうなんでしょうね
# by chuoeiken | 2007-07-03 19:34 | バカ映画



映画のReview
by chuoeiken