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ビデオドローム
b0040244_22512937.jpg 変なもの観ました。「ビデオドローム」という謎のビデオを観ると、脳を侵され現実と幻想の区別がつかなくなり・・・という都市伝説みたいな話です。
 感想は・・・いや、このうさん臭さは嫌いじゃないんですけどね。DVDに入っている予告編はレトロフューチャーな感じで麻薬的で面白い出来だったんですが、本編は堅苦しい印象を受けました。予告編くらいぶっ飛んでてもよかったと思います。
                                                  鈴木



 この映画は結局何が言いたいんでしょう。僕は、テレビとかビデオに限らずいろんな家電製品のことを考えました。大抵の人たちはいろんな家電製品に囲まれて暮らしていますが、それらがどういう仕組みで動くかなんて考えて使っていないわけです。たとえば今こうして僕はパソコンを使っていますが、とてもこれが人間が作ったものではない気がしたんです。あまりにいろんなことができすぎて。人間が作ったものなのに、あまりに人間の範疇を超えすぎているというか。
 テレビは、家庭の一員であるがごとく当たり前に世界に普及しています。テレビがこちらにくれるものは広範にわたります。ボタン一つ押すだけで外界の情報を入手できる。テレビはあらゆる感情や存在を内包したひとつの宇宙であり、単なる画像受信機の機能を越えて存在しているのではないかとまで思えてしまう。現代の人々はテレビに育てられている部分がかなり大きいと思います。果ては、テレビに影響されてその人の人生が良くも悪くも変わることだってある。すでに僕はテレビの情報を刷り込まれながら生きるビデオ人間(←劇中に登場するすさまじい単語です)の世代に生きているんですね。この映画の無機と有機の融合の表現がそれを象徴している気がします。人が発明したものが人自身を進化させる。主人公も「新人類よ、永遠なれ」と電波なセリフを言いますが、こう考えるとこの言葉がゾクッと響きます。
 この映画が言っているのは、テレビほど怖いものはないということなんでしょうか。あくまでそれは表層的な感想なんですが、つまりそれは、そんなテレビを作った人間が一番怖いともいえるのです。
 僕はテレビに血管が浮き出したり、ビデオテープが生物みたいにうごめいたりしないだけ安心していられるのですが、それは人間がすでにそんなものを作れてしまうほど進化しつくしてしまったということを意識していないだけなのかもしれません。
by chuoeiken | 2005-02-05 00:09 | ホラー
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