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下妻物語
b0040244_21185751.jpg キャベツが空を舞うポスターがずっと気になっていましたが、まさにキャベツの映画だったのでびっくりです。それはともかく。
 「デビルマン」とかいろいろあったけど、「下妻物語」のような作品が出来る限り、日本の映画界は安泰のようです。いや、まだ「デビルマン」は観てないんですが。あと、土屋アンナがすごくツボです。ほれました。
                                                  鈴木



 たとえば何か事件が起こったりすると、ニュースにいろんな分野の専門家が出てきます。軍事評論家、地震研究家。それだけじゃない。オカルトの専門家とか、誰も聞いたことのないような物質を研究し続ける人とか、必ず何かの分野には専門家がいますよね。そういう人たちを見るといつも、世界は広いなあとしみじみ感じます。そういう人たちみたいになりたいとはあまり思わないけど、そういう人たちには、普通の人が持っていないような魅力があります。その道を突き抜けた人にしか見えないものを見た人が発する後光とでもいうのか。
 この映画を観てて、「その道を極める」ということを考えさせられました。ロリータ街道まっしぐらの桃子は、一人だけの世界にこもってロリータ服を着ることだけに生きがいを感じています。身勝手な、大人びた理論でもって自分の世界に邪魔しようとする人たちを拒む。つまり、桃子のやっていることはオタクどまりで、求道者の域ではないのです。いわば殻ならぬ皮に閉じこもった「キャベツ」。自分からは皮を剥ごうとしないから、人に剥がしてもらうしかないのです。それじゃあ普通のキャベツと変わらない。
 そこで現れたのがイチゴという名の「農薬」。閉鎖的に育ってきた桃子は今までまったく縁のなかったイチゴという刺激をもちろん拒もうとします。しかし無農薬栽培なんかなんぼのもんじゃいなイチゴの生き様は、桃子に変化を与えずにいられませんでした。いくら一人がいいと強がってても、人を強くするのは「出会い」。それがあったとき、初めて桃子のキャベツは「ただのキャベツ」の域から抜け出るのです。
 なるほど、道を極めた人を見るときに感じる不思議な感じってこれなんだと思いました。つまり、彼らはまったく新種のキャベツなのです。新種も新種、それはもう、手足が生えているようなキャベツです。自分の世界を貫きたければ、邪魔されたくなければ、足を生やして逃げろ!自分をさらけ出したければ、自分で手を生やして皮を剥がせ!キャベツは自分から動けないって?やってみなきゃわかんないだろ!道を極めるというのは、そういう覚悟や情熱のことなんだと思います。
 見た目はキャベツなのに、桃やらイチゴやらみたいな味がして、やたら芯は硬くて、おまけに手足が生えてて逃げ回る。そんなキャベツ、食べたいとは思わないけど、人の心をひきつけてやまないに違いない、そう思うのであります。
by chuoeiken | 2005-03-26 23:13 | コメディ
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