こりゃーサッパリ意味がわからなかった。自分にとって「ドリーマーズ」以来の拷問映画。でも一応ポリシーに従って最後まで観ましたよ。最近のDVDプレイヤーは優秀で、2倍速にしてもわりとちゃんと音が聞き取れるんですよね。
だって全然イメージしてた映画と違うんだもの。2046でアンドロイドでなんていわれたら、絶対「ブレードランナー」みたいな世界を想像しちゃうじゃないか。日本語しゃべるそば屋の親父がひょいと出てきそうじゃないか。しかしこの主役の絶倫オヤジ、全然ふたつでじゅうぶんなんかじゃない。2人どころか、3人も女をたらしこみやがって。ヒゲがキモイんだよバーカ! 2046とは一体、なんて話す気にもならない。思い出しただけで頭が痛くなる。だから自分で勝手にこう解釈した。「どうせ今の若い衆はこの映画のことは意味わからんだろうから、せいぜい2046年になってから見返してみるんだな。ヘッ」という監督のメッセージであると。2046年とは、ずいぶん明確な予言である。そのころになれば僕にもこの映画のことがわかるというのだろうか。監督はノストラダムスだったのか。 2046年、僕は62歳。そのころ男とは女とはと理解できたとしても、とっくに勃たなくなってるだろう。性の楽しみを失うころに本当の愛が理解できるだろうとは。ずいぶんみみっちい予言をするノストラダムスじゃないか(←深刻な被害妄想)。 唯一この映画で見るところがあったとすれば、フェイ・ウォンのアンドロイドがとても美しかったこと。しかしそのときはもう2倍速で流していた。もっとじっくり観たいと思っても時すでに遅し。後から観返す気力もなかったし。大切なものはいつの間にか過ぎ去って、それに気付くのはいつも失ってから…なるほど、これが愛の姿だったのかもしれない… なんて絶対言ってやんないからな! 鈴木
by chuoeiken
| 2005-10-14 00:13
| ラブストーリー
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