主演に所ジョージ、脚本に赤塚不二夫、ギャグ提供にタモリ、監督に山本晋也・・・などなど話題に事欠かない豪華なメンバーをそろえたギャグ映画。それでいてこの映画の話題が事欠いているのは1979年製作だからと言う理由だけではない。
はじめに言っておきたいのはこの映画をまじめに見てはいけないということ。あとこの作品に愛を持つ事。愛がないと多分みんな見ながら怒っちゃうから。それと、できれば赤塚作品はどれかは読んでおいて欲しい。もひとついえば、タモリ1は聴いておいて欲し……いや、もう愛だけでいいや。この映画を見る機会も、赤塚作品を読む機会も、タモリのCDを聞く機会もめったにないだろうからね。 ストーリーはというと、所ジョージは学生です。タモリはバーテンダーです。学長の陰謀から学校を救うです?はい!ほとんど覚えてません! とにかく!この映画。細かいギャグを端々に入れてくるので、もう全体なんか追いかける暇はないうえに、いまいちギャグが洗練されていないです。だから今見るとちょいとつらいかもしれない。その中でもタモリはやっぱりかなり洗練されていたように思えたのは、流石我等がタモさんであります。 バカな事を本気になってやってみました。その結果できたのはバカなものでした。そんな感じを受けました。バカな事を本気でやると本気にはならないというパラドックス。それは無差別の差別を掲げる赤塚不二夫の世界観だと解釈したけれどどうだろうか。天才バカボンとか読んでいると焦るよね。あれは赤塚先生が手招きしているんです。こんな面白い事あるんだぞって、お前らだってちょっと跳んで見ればすぐこっち側に来れるんだぞって。だからあんなに実験的手法が多く取り入れられていると思うんです。 話が映画から離れてしまいましたが、つまり、みんなで面白い事しましょうね、ってことです。 ひさつげ
by chuoeiken
| 2006-03-13 01:22
| バカ映画
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