ハード・キャンディー
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 或る所にオオカミがいました。オオカミは小さい女の子が大好きでした。初経を迎える頃の幼さの残る少女がオオカミの好みでした。
 情報技術の発達は著しく、オオカミの家にも一台のパソコンがありました。オオカミはチャットを通じて女の子と会話をするのが好きでした。時にはネット上で知り合った女の子と直接会うこともありました。
 ある日、オオカミは外へ出かけました。コーヒーショップにです。オオカミが扉を開けると、カウンターの傍にいた、真っ赤なフードを被った女の子がこちらを振り返って、優しく微笑みました。
 オオカミは少女に気づかれないように、心の中でニヤリと笑いました。



 
 期待すると、裏切られた時のダメージが大きい。求めていた面白さはなかった。茶番という言葉がよく似合う作品。ま、低予算・短期間の制作みたいなので、無理を言ったら駄目なのですね。アイディア勝負といった感じですかね。サド・マゾといった性的な言葉に引かれてふらり行ったけど、そんなのは真っ赤な嘘。もっと官能的かと思ってた。
 中年のおっさんとちびっ子少女のキンタマ切るか切られるかの駆け引き、そして死闘。はぁー。この女の子がイラッとするんですね。大竹しのぶ似で、狡猾な感じが観ている人に不快感を与えかねない。説教くさい話し方で観ていて嫌な感じだった。稀にみる説教映画。
 ホントに観ていて辛かった。時々スクリーンに映し出される、ミュージック・クッリプのような画が動的で、全体にスパイスを加える感じではあったが、観辛かった。全体としてのバランスが悪かったように思われた。リズムが。んー。僕が合わなかっただけかも。
 
 そんなことより中盤、僕は劇場で笑いを堪えた。狂気と笑いは紙一重というか、それが滅茶苦茶怖ろしい事にも関わらず、描き方一つで笑いを生むことがある。キンタマを切られるシーンで男が、『キンタマは切らないで、何でもするから』と命(キンタマ?)乞いをするが、駄目と言われてガキのようにわーわー喚き散らして泣きじゃくる。男の子なら、これは如何に切ないことなのか分かると思う。ただ、あの泣きじゃくり方はない。一見の価値があるかも。だって客で笑ってた人もいたし。で、キンタマ切られた、ちくしょー、女ぶっ殺してやる、手の縄ほどいて、チンコの傷口は・・・あっ!チンコついてる!ラッキー!儲け儲け!でも、あの女、憎い、ちくしょー、女ぶっ殺してやる!! 何じゃこりゃて思うわけだわ。

 赤ずきんは意味ないとして、この映画のテーマはペドフィリア、つまり子供に対する性的嗜好が取り上げられている。このような傾向を持つが故に罪を犯してしまう人がいるというのは事実である。最近のニュースでも、ちっちゃい子を殺す事件などが多く見受けられるような気もする。テーマとしては、子供を持つ親をはじめ、多くの人が関心を持てるようなものなのだろう。
 こういった事件では、被害にあった人たちは生きながらえたとしても傷を負って生きていかなければならない。被害者の家族も同じように。その一方で刑期を終えても、また犯罪を繰り返す輩もいる。家族にまで重荷を背負わせて。米国ではそういった強姦罪など前科者の住所をホームページ上に載せて、子供を持つ親はビクビクしながら生活を送っている。この映画における少女は、行き場のない怒りが具現化したもののように思えた。

なんてね。 

                                      コーヒーショップの店員
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by chuoeiken | 2006-09-06 12:39 | サスペンス
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