江戸川乱歩原作を実相寺昭雄が映画化。原作は短編なので一読をすすめる。あれだけ短い話を77分に引き伸ばしたのはさすが。
六平直政・寺田ミノルといった実相寺作品の常連が登場、また明智小五郎を演じるのは嶋田久作である。嶋田版明智はやっぱりスマートさがなく、どことなく粘着質なイメージ。 作品自体はほぼピンク映画といっていいほどベッドシーンばかりである。ウィキで調べたところ、昔実相寺はアダルトビデオの監督をやったことがあるらしい。ウルトラマンからピンク映画まで幅広く撮れるのが実相寺の魅力でもある。 実相寺演出といえば昭和臭のする画面をまず思い浮かべていたのだが、この作品を見ると照明に力を入れていることが改めてわかる。光と闇の織り成す世界こそ、晩年の実相寺作品の真骨頂である。 写真は淡い光の中、屋根裏から覗かれているとは知らずにバイオリンをひいているシーン
by chuoeiken
| 2008-01-30 02:32
| ミステリー
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